ひょう(雹)での補償について
急な温度変化でひょうが降ると、車の窓ガラスが割れたり、ボンネットがへこんだりと様々な被害をもらたします。そんなとき、車の修理費を毎回出していては大きな出費に。ひょうの被害が自動車保険で補償されるのかご紹介します。
ひょうの被害は自動車保険で補償されます。
ひょうが降ってきたことで
- 車の窓ガラスが割れてしまった
- ボンネットやバンパーが破損した
といったことが起こった場合、車両保険で補償をすることができます。なお、車両保険は、「一般型」「限定型」とタイプが2つに分かれていますが(※1)、ひょうによって起きた車の損害は、どちらのタイプでも補償の適応となります。
※1 車両保険のタイプは、保険会社によって呼称が異なります。
台風や豪雨でも補償の対象に。
車両保険は、ひょうによる被害だけではなく
- 台風で車が横転して破損した
- 豪雨で車が水没した
といった、自然災害が原因で車が故障・破損した場合も車両保険から保険金が支払われます。
補償額は限度額により異なります。
では、保険が適応される際の保険金額はどのくらいもらえるのでしょうか。
以下を例にして考えてみます。
・例)車両保険の保険金額が300万円、免責金額30万円の場合
ケース1:車の修理代が200万円の場合
車両保険で設定をしている保険金額を超えないため(全損扱いにならない)、免責金額30万円を引いた170万円が車両保険の保険金として支払われることになります。
ケース2:車の修理代が350万円の場合
保険金額を超えるため全損扱いとなり、免責金額は差し引かれません。この場合、保険金額300万円が保険金として支払われます。
被害にあったときは迷わず相談を。
自然災害による被害だから、保険金は出ないだろう…と思い、保険金請求をしない方もいるようですが、こういうときこそ、保険会社や代理店へ相談を。保険金が支払われるかどうかを親身になってサポートしてくれるはずですよ。