更新日:

ワンポイントアドバイス

もったいないので、2台のうち、1台処分することにしました。等級の継承で損しない方法は?

車2台所持

車を一台にしたい

自分の通勤用と妻の保育園送迎用として、夫婦で別々に自動車を所有していましたが、維持費がかかるため、節約を目的に1台を処分することにしました。処分するほうの自動車はノンフリート18等級で、保険料の割引も高かったのですが、残すほうは自動車保険の加入年数が短く、まだ9等級です。

廃車や譲渡などにより契約中の車両を減らす場合には、ノンフリート等級をご本人またはご家族が所有する他の自動車に引き継ぐ方法(車両入替)と、解約して等級の保管をするための中断証明書を取得する方法のいずれかを選択できます。

等級が高い車の契約を残そう

ご相談の例では、処分する車が18等級で割引率も高いため、残す車の自動車保険に引き継ぐのがよいでしょう。手続きとしては、18等級の契約で車両入替をして、残すほうの車をその契約車両とします。結果として9等級の契約が不要になりますので、こちらを中断手続きしておけば、再び2台目を所有することになった際に、6等級からスタートではなく9等級を引き継ぐことが可能です。

なお、この手続きが可能なのは、残すほうの自動車の所有者が、次のいずれかに該当する場合です。

  • 入れ替え前の普通車の車両所有者
  • 入れ替え前の普通車の記名被保険者
  • 入れ替え前の普通車の記名被保険者の配偶者
  • 入れ替え前の普通車の記名被保険者、またはその配偶者と同居の親族

ご相談のケースでは、2台それぞれがご夫婦のいずれかの所有の自動車であれば、車両入替の手続きが可能です。

必要な書類としては、処分する車の廃車・譲渡、または返還(リースなど)を確認できる書類と、残すほうの車の車検証(軽自動車の場合は「検査記録事項等証明書」)を用意する必要があります。

ただし、減車入替の手続きについては、一部のダイレクト系保険会社ではルールが異なる場合があります。また、1台目と2台目で引受保険会社が異なる場合は、必要書類の提出など手続きが煩雑となることも想定しておく必要があります。さらに、車両入替後の中断手続きができない保険会社もあります。

将来、車を手放す可能性が場合は、自動車保険の更新の時に、手続きを簡便にするために同じ保険会社と契約しておくのもよいでしょう。ドコモスマート保険ナビでは、引受保険会社が複数にまたがっていても、増車・減車のアドバイスや手続きのサポートが可能です。

ファイナンシャルプランナーによるコメント

等級の引き継ぎは、自動車保険の保険料を節約するための重要なポイントになります。特に今回のように、18等級と9等級の自動車保険を保有している場合、割引率の高い18等級を、今後も運転を続ける車に引き継ぐことで、家計負担を抑えられます。また、引き継がなかったほうの契約を中断しておけば、将来2台目を再取得した際にも有利な等級で再開できるので、長い目で見れば保険料節約につながります。手続きに不明点があれば、加入している保険会社のコールセンターや保険代理店に相談することをおすすめします。

畠中 雅子の写真
監修者 畠中 雅子
(はたなか まさこ)
Webサイト ファイナンシャルプランナー 畠中雅子のミニチュアワールド見学ブログ+観光列車乗車ブログ
SNS Facebook
プロフィール ファイナンシャルプランナー(CFP®)。大学時代にフリーライター活動をはじめ、1992年にファイナンシャルプランナーになる。FP資格取得後は、数多くのメディアへの寄稿や監修業務。セミナー、相談業務などを行う。メディアへの掲載、登場回数は1万回を超えている。著書は「70歳からの人生を豊かにするお金の新常識」(高橋書店)ほか、70冊を超える。大学院在学中にソルベンシーマージンに関する論文を執筆したことから、保険分野の仕事も数多く手がけている。

その他「無事故を続けていると保険料は安くなる!」カテゴリのアドバイス

よく見られているおすすめコラム