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保険の基礎知識

がん保険って、何歳頃から加入を考えるべきなのでしょうか?

働いている女性の画像

秋山 梨乃さん(仮名 29歳 会社員)のご相談

同級生が最近がん保険に入ったと聞きました。私自身は、『がん保険』といわれてもあまりピンときていません。年齢的にもまだがん保険は必要ないかと思うのですが、一般的には何歳頃から準備すれば良いのでしょうか?

秋山 梨乃さん(仮名)のプロフィール

家族構成
本人 29歳 会社員 年収375万円
独身 個人年金のみ契約あり
髙柳万里先生写真

髙柳 万里
(たかやなぎ まり)先生

ファイナンシャル・プランナーからの
アドバイスのポイント!

  • 女性特有のがん(乳がんや子宮がん)は若い世代から罹患率が上がります
  • 高額療養費制度の対象とならない各種費用についても把握しておきましょう
  • がん保険で経済的に備えつつ、早期発見・早期治療を心がけましょう
がん保険おすすめランキングはこちら

がん保険は何歳からという目安は特にありませんが、
なるべく若く健康なうちに加入されることをお勧めします。

秋山さん、この度はご相談いただきありがとうございます。
結論から申し上げますと、がん保険については、早いうちから準備することが大切だと思います。まだ若いから必要ないのでは、というお気持ちもわかりますが、実は、特に女性にとっては早い段階からの準備がとても重要なのです。今回は、女性特有のがんや治療の実態について、わかりやすくお伝えします。

がん罹患数の現状

まず、がんに関するデータを見てみましょう。厚生労働省が公開した「令和3年全国がん登録罹患数・率報告」によると、2021年の一年間に、新たにがんと診断された罹患数は、98万8900人(男性55万5918人、女性43万2982人)でした。上皮内がんを含めると約110万例を超える数字となります。
2021年のがん罹患数だけでもこの人数ですから、『一生のうちに2人に1人はがんになる』とよく言われているのもわかる気がしますね。

女性に多いがんとは

がんの部位割合のグラフによると、女性において罹患が最も多かったのが、乳房(22.8%)、次いで大腸(15.8%)、肺(9.6%)、胃(8.3%)、子宮(7.0%)の順となっています。さらに、年齢階級別罹患率のグラフを見ると、男性の場合は50歳代以降、急激に多くのがん罹患率が上がる傾向にあることが読み取れますが、女性の主要5部位のがん罹患率は、部位ごとに異なる年齢推移を示しています。乳がんは30代から急増し、中年期と高齢期に2つのピークがあります。大腸がんは50代前半から増加します。胃がんと肺がんは50代後半から増え、高齢期まで緩やかに推移します。子宮がんは20代後半から増え、50代後半をピークに減少します。
実際に、筆者の周囲でも、結婚前のブライダルチェックや、妊娠を機に婦人科検診を受診したことで、乳がんや子宮がんが見つかったという若い世代の女性が複数名いらっしゃいます。厚生省のデータが示すように、女性特有のがんにかかるリスクは若い世代からあるため、20代の秋山さんにとっても決して人ごとではない点をご理解いただけたらと思います。

早期発見で早期治療を

がんの治療においては、若い方ががんの進行が早い傾向があることが各種研究でわかっています。一般的に若い細胞は活動が活発で、がん細胞も急速に増殖しやすいといわれています。がんが進行する速度が早い分、検診などの間隔をある程度あけてしまうと、がんを発見するタイミングが遅れることもあり、治療が難しくなるケースもあります。
そのため、『早期発見』が非常に重要なポイントとなります。
早期発見のためには、定期的な健康診断やがん検診が大切です。前出の厚生省の報告でも、乳がんに罹患した方の25%以上が、各種健診や人間ドックにてがんが発見されたケースだったことがわかっています。また、自分自身で乳房をチェックする習慣をつけておくと、ご自身で乳がんを発見できる可能性も少なくありません。ぜひ、定期的ながん検診に加えて、セルフチェックの習慣をつけていただけたらと思います。

治療の流れ〈乳がんの場合〉

がん治療は「診断→方針決定→治療→経過観察」という流れで進むのが一般的です。
例えば乳がん治療の場合、以下のようなステップとなります。

1 検査

乳がん検診、またはセルフチェックによるしこりなどの違和感をきっかけとして検査を受けます。

2 診断

所定の精密検査の結果、乳がんと診断確定されます。

3 治療方針の決定

がんの大きさやタイプ、ステージ、年齢や体調を考慮し、手術・薬物療法・放射線治療等の治療方法の組み合わせを決めます。

4 主な治療の実施

  • 手術:乳房の一部または全部を切除し、必要に応じてリンパ節等も調べます。
  • 薬物療法(抗がん剤・ホルモン療法など):再発予防やがんの縮小を目的に行います。
  • 放射線治療:主に手術後、再発を防ぐために行います。

上記以外に、先進医療等の治療方法を提示されることもあります。

5 経過観察とフォローアップ

治療後は、定期的な診察や検査で再発や体調の変化を確認します。
近年の乳がん治療は、状態に応じて複数の治療を組み合わせながら進めていくのが特徴です。また治療がひと段落した後も、5年から10年に渡って経過観察を必要とするケースが多く見られます。治療期間が長引くにつれ、経済的な負担は避けられないところです。

乳がんの治療費について

乳がんにかかる治療費は、目安として手術のみなら30万~100万円程度(3割負担で10万~30万円程度)、抗がん剤治療は1回10~20万円以上(薬剤により変動あり)、治療全体ではステージや内容により、年間で数十万~数百万と幅広く、治療の選択により費用は大きく異なります。特に、未承認薬や乳房再建術、医療用ウィッグ代は費用が高額になりがちで、治療費の総額は5年間で約350万円以上になるケースも珍しくありません。
また、通院の為の交通費、休職した場合の収入減などの、治療費以外にかかる経済的負担も想定されます。
乳がん治療は長期にわたることが多いため、治療費の全体像をイメージし、収入減への備えも含めて、早めに準備を始めることが大切です。

高額療養費制度の対象外となる費用とは

もちろん、医療費が高額になった時の公的な負担軽減策として『高額療養費制度』が適用されるため、健康保険適用の保険診療部分については、医療費の上限があります。
秋山さんの年収(375万円)の場合、自己負担上限額は、下記のとおりです。

80,100円+(医療費―267,000円)×1%

上記の式にあてはめると、仮にひと月の間に保険診療部分の医療費が100万円かかったとしても、秋山さんの自己負担上限額は約87,400円に抑えられることになります。
ただし、高額療養費制度の対象となるのはあくまでも手術や放射線治療、抗がん剤・放射線・ホルモン治療や入院、検査費用等の『保険診療』部分のみである点には注意が必要です。いわゆる『差額ベッド代』『入院中の食事代』『医療用ウィッグ』『先進医療の技術料』『保険適用外の抗がん剤』等は全額自己負担となるため、経済的なリスクを軽減するには、やはりがん保険で備えておくのが合理的です。

なお、がん保険の加入の際には専用告知が必要です。がん検診の結果待ちや、再検査の指摘があるにもかかわらず、再検査を受けていない状況等、すぐに加入ができないケースもありますのでご注意ください。また、がん保険には所定の『待期間』があるため、加入してすぐには保障開始しない点には気を付けましょう。
もちろん、健康でいることが一番ですが、もしものときに備えておくことで、心の余裕を持つことができます。今のうちに、無理のない保険料コストの範囲で、自分に合ったがん保険を検討されてみてはいかがでしょうか。がん保険に限らず、ご自分に必要な保険を準備しておくことで、将来の経済的な不安を軽減し、安心した日常生活を送ることができるのではと思います。
秋山さんが健康で充実した日々を過ごせますように、心から願っています。

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髙柳 万里の写真
執筆者 髙柳 万里
(たかやなぎ まり)
プロフィール AFP。福岡県出身。金融教育を受ける機会を得られないまま社会人となり、自身がお金のやりくりに悩んだことから金融リテラシーの必要性を痛感しFP資格取得。親子向けワークショップや小学校等での保護者向け講座、金融教育関連書籍の監修など、子どもたちの金融リテラシー向上のために日々活動中。相談者が「楽しく学んで即実践!」できる提案を心掛けている。
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