感染症とマラリア

感染症とマラリア

渡航先によっては下痢と決めつけないで、お医者様に見てもらいましょう。

衛生面で立ち後れている国でお腹の調子が悪くなった時、単なる下痢と決めつけることは危険です。

コレラや赤痢、赤痢アメーバ症の可能性もあります。また、衛生環境の指標とされるA型の急性肝炎が、最近輸入感染症として日本に上陸するケースも少なくありません。現地で治療を受けた場合は、医師に診断書や病気の経過を文書にしてもらうことが大切。帰国後に検査を受ける際に役立ちます。

マラリアは世界中に2億1,200万人※の患者が存在し、年間42万9,000人※が死に至るという恐ろしい病気です。熱帯や亜熱帯に生息する夜間活動性のハマダラ蚊が媒介となり、発熱を伴って発病します。普通に刺されただけで感染してしまうので、感染地域では夜の外出は極力避け、虫除けクリームなどを携帯しましょう。

※資料は「WHO/世界マラリア報告書(2016年)」より

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