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キャリア・ビジネス

仕事でストレスがたまる...ストレスの原因や症状、解消法を解説

パソコンで仕事をするサラリーマンの写真

新型コロナウィルスの影響による「新しい生活様式」の実践例では、テレワークやローテーション勤務、オンライン会議など、働き方の新しいスタイルも提案されています。このような新しい働き方に慣れず、知らず知らずのうちにストレスをためている人も多いのではないでしょうか。今回はストレスの原因とその対処法、つらいときに頼れる方法や保険を紹介します。

仕事によるストレスで体調を崩す人が増えている

まずはリモート・テレワークとストレスの関係を見ていきましょう。

コロナでリモートになった企業も多い

東京では2020年に開催予定だった東京オリンピックに向けて、これまでもリモートワークや在宅勤務などで通勤時の混雑を緩和することが推奨されていました。ただ実際には非対面での働き方はそこまで浸透していなかったと言えます。

しかし新型コロナウィルスによる影響で、全国的に仕事のリモート化が進められました。一橋大学経済学研究科の原泰史特任講師ら「組織学会」の経営・経済学者18名とHR総研が共同で2020年4月に実施し、一橋大学イノベーション研究センターが公開した「新型コロナウィルス感染症への組織対応に関する緊急調査:第一報」によると、新型コロナウィルス感染症に対して、84%の企業が「従業員の一部または全員に対して、在宅勤務/テレワークを開始した」と回答しています。

在宅、出社と双方によるストレス

このような働き方の急激な変化により、在宅勤務特有のまたは在宅・出社双方による仕事上の新たな問題も生じているようです。

新型コロナウィルス感染症に関連する従業員の仕事上に生じる問題点

※ A:全くそう思わない、B:あまりそう思わない、C:ややそう思わない、D:ややそう思う、E:わりにそう思う、F:非常にそう思う

※「新型コロナウィルス感染症への組織対応に関する緊急調査 : 第一報」原ほか(2020)をもとに筆者作成

A B C D E F
従業員への意思伝達が難しくなった 6.1% 20.4% 18.2% 40.4% 12.7% 2.2%
仕事上でのストレスを抱える従業員が増えた 3.8% 17.2% 19.1% 36.9% 16.2% 6.7%
部署間の連携がとりにくくなった 8.9% 22.9% 16.9% 36.6% 10.5% 4.1%
従業員同士の意思疎通が難しくなった 7.0% 22.9% 18.2% 35.4% 12.7% 3.8%
現場での事故、ミス、トラブルが増えた 29.0% 39.5% 21.7% 7.3% 1.6% 1.0%

前述の調査から、新型コロナウィルス感染症に関連する「従業員の仕事上に生じる問題点」を表に示しました。仕事上のストレスを感じる従業員やコミュニケーションの取りづらさに問題を感じる会社が過半数を超える一方、現場での事故、ミス、トラブルが増えたと回答した会社は約10%に留まっています。

このことから、働き方の変化による仕事上のミスよりも、「従業員間のコミュニケーションやストレス対策」が働く人や会社にとってより重要な課題と言えるのではないでしょうか。

仕事のストレスを感じやすい人って?

ストレスを感じる要因は人それぞれですが、同じ職場、同じ仕事内容でもよりストレスを感じやすい人はいます。次にストレスを溜めやすい人の特徴を見ていきましょう。

負けず嫌いな人

負けず嫌いな人は他人より結果を残そうとするため、それが仕事にプラスの影響を与えることもあります。しかし負けず嫌いも度が過ぎると、他の人の成功が気になったり、自分のちょっとした失敗でもストレスを感じてしまったりします。

完璧主義な人

自分の理想像がはっきりと決まっている人は、他の人が期待通りに動いてくれないときにイライラするだけでなく、自分自身の行動にもストレスを感じてしまいます。仕事が思ったように進んでいないときにはもちろん、資料を完璧に作りたいのに時間がなかったり、デスクが片付いていなかったりするときもストレスを抱えやすい傾向にあります。

心配性な人

心配性な人は、まだ起きるかわからない将来の失敗を過度に心配してしまう傾向があります。また周囲の視線が気になるので、自分の仕事に対する他人の評価に過度に気にしてストレスを生んでしまう人もいます。

人の評価で気分が左右されたり、他に残業している人がいるからと自分の仕事が終わっているにもかかわらず、なんとなく残業してしまったりすることはないでしょうか。

引っ込み思案な人

考えていることや思ったことをあまり口に出さない人は、他人から落ち着いた穏やかな人と見られることもあります。

しかし時に自分の考えや感情は、口に出すことで整理できたりコントロールできたりするものです。日常的な細かいことは口に出さなくても支障はないかもしれませんが、仕事に関することまで黙っているのはおすすめできません。

問題に気づくことができなかったり、責任が大きくなったときに自分1人で抱え込んでしまったりして、ストレスがたまってしまうでしょう。

仕事でストレスが生まれる原因をチェック

性格だけでなく、仕事内容によって生じるストレスもあります。仕事のどのような面からストレスを感じているか原因をチェックすることで、対策も立てやすくなります。

2019年1月にWrikeが発表した「日本国内・会社員の働き方とストレス・生産性の関係調査結果」によると、仕事上のストレスの原因として挙げられた上位6つは下記のものでした。

仕事上のストレスの原因

※Wrike「日本国内・会社員の働き方とストレス・生産性の関係調査結果」(2019)をもとに筆者作成
ストレスの原因 ポイント
仕事量が多過ぎる 0.70
コミュニケーションが足りていない 0.62
業務の責任が不明瞭である 0.60
チームメンバーが自分の職務を果たさない 0.51
他の人が行動するのを待っていて進まない 0.47
上司が威圧的で細かいことまで指示を出す 0.43

各項目を見てみると、仕事量の絶対量が多過ぎることやコミュニケーションが充分に足りていないことのほか、自分の業務範囲が不明瞭であったり他の人の仕事によって自分の進捗が左右されたりと、「自分の裁量で仕事をコントロールできない点」もストレスの大きな原因になっていることがわかります。

仕事のストレスをコントロールする方法

これまでストレスを感じることになる要因を「性格面」と「仕事内容の面」から紹介してきましたが、原因がわかればある程度対策を取ることもできます。パターン別に仕事のストレスをコントロールする方法を見ていきましょう。

職場でできること

まずは職場でできる対策を見ていきましょう。

・仕事を人に振ってみる

仕事の絶対量が多い人は、思い切って仕事を人に振ってみましょう。はじめは自分がやった方が効率も質も良く不満を感じるかもしれませんが、長い目で見ると自分の仕事量を減らすことで、重要な仕事に集中できるようになります。

・やることリストを作る

目標を決めずに日々降ってくる仕事だけをこなしているのでは、なかなか効率的な1日を送ることはできません。できれば前日の夜、遅くとも当日の朝一番に「やることリスト」を作りましょう。そうすることで残りの仕事が明確になり、職場に着いてすぐ重要な仕事から取り掛かることができるようになります。

・こまめにトイレに行く

特にデスクワークやパソコンでの作業が多いと目や肩が緊張し、座りっぱなしで血行も悪くなります。軽い運動ができるような職場であれば理想的ですが、難しければこまめにトイレに行くなどして体を動かしましょう。

・職場の人間関係に依存しすぎない

完璧主義の人や心配性の人は、他人の評価や視線を気にし過ぎる傾向があります。それがプラスに働くこともありますが、時には「自分は自分」と割り切って考えることが大切です。

また、職場以外に相談できる人がいない人は、趣味のサークルなど職場以外でも人と交流できる場を探してみましょう。

日々の生活でできること

平日仕事に集中するためには、休日をいかにリフレッシュできるかにもかかっています。ここでは、日々の生活でできるストレス解消法をご紹介します。

新型コロナウィルスの影響を考えると旅行などは行き先も限られるかもしれませんが、できる範囲でストレス解消法を見つけてみましょう。

・しっかりと睡眠をとる

睡眠不足はストレスの原因にもなり、長い間続くと体調不良も引き起こします。特に自分を責める傾向が強い人は、「もっと頑張ろう」と思うより「もっと眠ろう」と考えてみましょう。

・運動をする

適度な運動はストレス解消だけでなく、疲れにくい体を作ることにもつながります。どんな運動でもいいのですが、せっかく休日に運動をするなら何よりもまず「自分がやっていて楽しい」と思える運動を始めましょう。

・おしゃべりをする

会話をすると自分の悩みや考えが整理できて、解決策が浮かんだり自分が本当はどうしたいのかを発見できたりすることがあります。仲の良い友達や家族など、親しい人と特に目的もないおしゃべりをする時間を作りましょう。

・食事を楽しむ

おいしいものを食べることは、ほとんどの人にとって幸せな時間になるはずです。特に普段コンビニ弁当や決まった店での外食が多い人は、たまにはいつもと違ったお店で食事を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。

旅行や趣味を楽しむ

旅行や夢中になれる趣味を持つことは、ストレスを解消するだけでなく人生を豊かにしてくれます。そこで知り合う人は、仕事関係で知り合う人とはまた違った刺激を与えてくれるでしょう。

ストレス解消!運動や旅行を思いっきり楽しむために

旅行や運動は自分が心から楽しむことができれば確実にストレス解消になりますが、怪我やトラブルなどで予想外の出費があると、結局始めたことを後悔してしまうことにもなりかねません。そのようなリスクを心配せず楽しむために、特に新しい趣味などを始める場合は"リスクに備えるための保険"も検討してみましょう。

保険と言えば生命保険や医療保険を想像する人が多いと思いますが、海外旅行に行ったことがある人ならば「海外旅行保険」に加入するということをすぐに思いつくはずです。

それ以外の保険として、例えばゴルファー保険ではゴルフ中の事故だけでなく、ゴルフ用品の損害や盗難に関しても補償されます。また他にもスポーツ・レジャー保険ではスポーツ中の自分の怪我以外にも、他人に怪我をさせた場合の賠償金や、遭難者の捜索、救助活動に対する補償もあります。

しかし調べてみると保険には予想以上に多くの種類があり、保険料のプランは多様で、どれを選んだらいいのかわからないという人もいることでしょう。そのような場合には「AIほけん」がおすすめです。

「AIほけん」は、NTTドコモと東京海上日動火災保険が提供しているサービスです。いくつかの質問に回答すると、身近なリスクに対応する8種類の保険・サービスから、一人ひとりにぴったりな保険をAIが組み合わせて提案してくれます。

どの保険がいいのかわからない人や、保険料に不満がある人、また保険を選ぶこと自体に煩わしさを感じている人などは試しに利用してみてください。

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新たなストレスを感じたらその解消法も考えよう

新型コロナウィルスで働き方が変化したことでストレスを抱える人が増えていますが、今回はその原因を性格面と仕事の内容面から紹介しました。新たなストレスを感じたらそれに対して解消法も新しく考えることが大切です。特に新しいことを始める場合は、リスクも想定しておきましょう。旅行やレジャーを楽しむときも、保険があればより羽を伸ばして楽しめるかもしれません。ぜひ検討してみてください。

※本記事は2020年7月20日時点の内容であり、将来の商品改定によっては内容が変更になる可能性がございます。

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