子育て世代に必要な保険は? FPが解説する、賢い保険の選び方
子どもが産まれると、これまで以上に「もしものときの備えは十分にしたい」と思うもの。そんなとき、頼りになるのが保険ですが、一体、どう選べばいいのでしょうか? そんな疑問を解消するべく、子育て中のAll About読者2名と、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんにお話をうかがいました。
提供:はなさく生命保険株式会社
私も見直した方がいい? そもそも必要? 子育て世代の保険とは
今回、お迎えした読者の方は、それぞれ共働きで3人のお子さんを育てているNさんとFさん。どちらも子育て中ということで、教育費が気になっているようで......。
Nさん「子どもがまだ小さいので、今のところ子育てにお金がかかる実感はないのですが、受験や進学のフェーズになると変わるんだろうなって不安が漠然とありますね。加えて、私は出産が遅めなので、教育費が一番かかる時期にそれほど稼げないことを考え、蓄えが必要かなとも思っています」
Fさん「わが家はそろそろお金がかかるようになってきた時期ですね。成長するにつれて月々の塾代も上がってきていて、これで高校が私立になると、さらにかかるんだろうなと」
All About『貯蓄』ガイドの西山さんは「かかりますよね。うちも子どもが中学生になってから教育費は加速度的にかかり始めています」と語ります。
Fさん「そうなると自分に万一のことがあったときに、保険の保障はどのくらい必要かが気になりますね。と言っても、今、加入している共済は、僕がまだ高校生くらいのときに親が加入したものをそのまま引き継いでいるので、保障内容はあまり把握していないんですが(笑)。月払保険料が2,000円ほどですし、これまでケガや病気などがなく、飲酒や喫煙の習慣もないので」
西山さん「把握していないのは、ちょっともったいない(笑)。何かあったとき、ご自身の保険で保障されるかを調べるのは大変ですから、ぜひ今のうちに確認していただきたいですね。そのうえで、保障が足りていないと思うなら見直しが必要です。何かあったときに必要な額と自分が準備できる額を知っておくと、保険でどの程度保障すべきか見えてきますから。
Fさんのように、同じ保険に長期で加入している方のほか、健康保険組合によっては高額療養費制度における自己負担上限額が異なることもあるので、働き方が変わった方も見直すと良いですね。では、Nさんは何か保険に加入されていますか?」
Nさん「死亡保険は最低限、お葬式代が出せる程度のものですね。医療保険も昔は入っていたんですが、結局やめちゃいました(笑)」
西山さん「解約されるのは珍しいですね。一般的に医療保険は、年齢を重ねるうちに不安要素が増えて入ろうと思う方が多いので」
Nさん「蓄えがあれば、特に医療保険に入らなくてもいいかなって。一方で、がんになったときの先進医療などを考えると、"必要かも?"と思ったりもしますね。身内ががんを患ったとき、まとまったお金がドンと下りたので、これは助かるな、と。保険料はそれ以上に払っているかもしれませんけど(笑)」
西山さん「(笑)。確かに、健康保険の高額療養費制度もありますからね。万一の備えとしては、貯蓄しておくか、保険に入るか、大きくふたつの考えがあるので、家族とも相談しながら検討していただくと良いと思います。でも、医療保険に加入していることで精神的なサポートを得られることもあるんですよ。
私が以前手術で1週間入院したときなんですが、医療保険から給付金が出ることがわかって大部屋ではなく個室に入る金銭的な余裕ができました。保険で全額カバーできたわけではありませんが、まだ小学生だった子どもが自由に遊びに来られて喜んでいましたし、パソコンを持ち込んで仕事もできたので、とても助かりました。
あと、大切なのは家族と保険の情報を共有すること。夫婦のどちらかが倒れたり亡くなったりした場合、保険の内容がわからなければ請求できないので、ぜひ共有してくださいね」
保障内容、特約、支払い方法 etc. 自分に合った保険の選び方
いざというときのために保険に入ることを決めたとしても、どんな保険を選べばいいかは悩んでしまうもの。見極めるうえでのポイントは、何かあるのでしょうか?
西山さん「病気やケガなどに備える医療保険は、貯蓄額がよほど大きな方でなければ入ると安心できるかと思います。貯蓄がある方も、それは教育費や老後資金にも使うとなると、医療保険はひとつの選択肢になるのではないでしょうか。とは言え、医療費全てをその保険だけに頼るわけではないので、保障内容と保険料のバランスを考えて選ぶとよいと思います。また、医療保険の給付金請求時は、病気やケガで大変な時だと思います。複雑な条件が付いていると請求しにくいので、個人的にはシンプルな内容のものがおすすめです」
Nさん「わが家はどちらかと言うと私が大黒柱なので、私に何かあっても今の生活をキープできるようにしておきたいですね。その場合、医療保険ではどんな保障内容が必要でしょうか?」
西山さん「治療の際は医療費に加え、通院にかかる交通費やベビーシッター代などの見えづらいお金がかかるので、それらの出費も想定しておきたいですね。また、先ほどお話が出た先進医療の特約であれば、一般的に保険料は月に100円前後とそれほど高くありません。ただ、特約は付けすぎると複雑になってしまうので、納得できるものに絞った方が良いでしょう。
なお、女性特有の病気は基本的に医療保険でカバーできますが、気になる人は女性特有の病気に手厚く備えるための特約を付けてもいいかも。ちなみに、会社員のNさんは、病気やケガで会社を休んでも、条件を満たせば健康保険から傷病手当金が出ます。給料の約2/3が最長1年半支給されるため、病気になったときに会社を辞めないことも、"保険"になりますね」
Fさん「このところ、子どもの受験サポートが大変だからと、妻が会社を辞めることも検討しているので、"保険"になるという話もしてみようかな。例えば、もし妻が仕事を辞めると僕の収入のみで生活していくことになるので、死亡保障は共働きの今よりもまとまった額が必要になりますよね?」
西山さん「死亡時に保険金がおりる死亡保険は、自分が亡くなったときに困る人がいる場合には、検討しておきたいですね。まずは、遺族年金や死亡退職金、貯蓄などで、その後の生活費をまかなえるのかを確認してみてください。もちろん、賃貸か持ち家か、頼れる実家があるのかによっても必要な金額は変わってきます。子育て中なら教育費も必要ですので、保障内容や保険料を比較しながら選ぶと安心でしょう。
同じように医療保険も、人によって事情は違うので一概にどの保険がよい、とは言えません。しかし、最近はWEBで見積りできるシミュレーションサイトもあり、生年月日などを入力して項目をチェックするだけで保険料がわかるので、まずは一度試してみては。
保険料はもちろん大切ですが、いざという時にコールセンターがつながりやすかったり、WEBでの請求手続きがしやすかったり、信頼できる企業であるかどうか、また、ご自身の払いやすい方法で保険料を支払えるかなど、自分にあっている保険かどうかも考慮したいですね」
はなさく生命なら、家計にやさしくdポイントが貯まるタイプも!
各保険会社ではさまざまな商品を用意していますが、「家計にやさしい」との声が聞こえてくるのが、はなさく生命の保険です。
その大きな理由は、保険料をd払いすることで、通常+αのdポイントをためられるから。対象の保険商品を『ドコモスマート保険ナビ』サイトから申し込み、保険料をd払いで支払うと、最大60カ月間にわたって通常のポイント+保険料の1%相当のdポイントがもらえるんです。しかも、dカードでお支払いすればさらに0.5%付与されるので、最大2%付与されます。もちろん、ドコモ回線を持っていない方も申し込みできます。
- ※ はなさく生命商品によるdポイントの進呈は、dポイントクラブによる募集経費の削減効果等を還元する制度です。
- ※ はなさく生命商品にて進呈されるdポイント(上乗せdポイント:対象保険料の1%)は、1契約につき上限250ポイント/月、契約日から60カ月間に対応する保険料が対象となります。
西山さん「保険料を口座引き落としにしている方も多いですが、せっかくならポイントが付いた方がいいですよね。また、保険料は必ず支払うものなので、手間がかからないのも良いですね。独自ポイントではなく、汎用性の高いdポイントというのも魅力のひとつだと思います」
人気3選! はなさく生命の保険商品をFPが解説
このdポイントがたまる商品は、現時点で、以下の医療保険や死亡保険等になります。それぞれ西山さんからかんたんに解説してもらったので、ぜひ参考にしてください。
●はなさく医療:医療終身保険(無解約払戻金型)(23)
西山さん「基本保障は日帰り入院から保障される入院給付金、手術給付金、放射線治療給付金であり、死亡給付金の有無を選べる、とシンプルなのが良いと思いました」
●はなさく定期:定期保険(無解約払戻金型)
西山さん「万一のときの保障を一定期間準備できる死亡保険です。シミュレーションサイトで見積りを出すと、初期設定で"保険金額500万円"が表示されます。そこから自分で保険金額を変えることで、月々の支払保険料がわかる、という流れがわかりやすいですね。保険金額(保障額)で迷う人も多いですが、これならスムーズにできそう。子どもが独立するまでの10年間など、期間を絞って入りたい人向けですね」
●はなさくがん保険:がん保険(無解約払戻金型)
西山さん「初めてがんと診断確定されると、まとまった一時金が受け取れるがん保険。保険料を抑えることを最優先にしたいのか、それとも保障内容を充実したいのか、ニーズに応じてプランを選択できます」
- ※ がんによる給付金のお支払いは、責任開始日から90日経過後にがんと診断確定された場合に限ります。(責任開始時前にがんと診断確定されていないことを要します。)
WEBでかんたん、10秒見積り! はなさく生命の保険
西山さん「はなさく生命の保険見積りが出せるシミュレーションサイト、使いやすいですね。自分で保障内容を削るのは悩んでしまいがちなのですが、一番シンプルな内容のプランから表示される点が良いと思います。"人気の保障内容を確認する"や"選び方のヒント"という項目を選ぶと、契約者の方の加入傾向がグラフで表示されるので、迷ったときにみんながどういった保障内容で契約しているのかを確認できて助かりそうです」
Nさん「人気の保障内容が見られるのは、参考になっていいですね! 入力自体もわかりやすく、迷わずにできました。生年月日を入力して、性別を選ぶだけですぐに結果が出るのもいい。医療保険『はなさく医療』の内訳では、入院1日でいくら、手術だといくら、と金額が細かく見られて参考になりました」
Fさん「僕も表示が早いと感じました。また、死亡保険『はなさく定期』の内訳で、満期を何年にするか選べたり、年数を変更したときもすぐに表示されたりするのもいいですね。子どもの教育費が一番掛かる時期にピンポイントで、10年満期に入るのもありだと思います」
そう語るNさん、Fさんに見積り金額がどうだったのかを尋ねたところ、お二人からは口をそろえて「保険料に納得感がある」の一言が返ってきました。
Fさん「『はなさく定期』の見積りですが、思っていた保険料よりも安いですね。共済の保障内容を把握していないので、これを機に、ちゃんと確認して、場合によっては見直しもしたいと思います」
Nさん「『はなさくがん保険』だけでも加入できるのは魅力ですね。健康に過ごしているとあまり保険について考えられないので、今回はよいきっかけになりました。西山さんが仰っていたように、まずは家族で保険の情報を共有しておきたいと思います」
西山さん「日々のリスクを考えるなら、医療保険は入りたいと思ったタイミングで、早めに加入するのがおすすめです。特にがん保険は90日の不担保期間が設けられているので、その間に何かあると後悔することになりますから。また、死亡保障は家族で考える必要があるので、年末年始など、みんなで集まる時期に話せると良いですね。
もちろん、出産や住宅購入、転職、ライフステージや収入の変化といったタイミングでは、ぜひ話し合ってください。保険のことを話題にする機会は少ないですが、一度、保障内容を把握したり共有したりしておけば、さらに安心できますよ」
今回のお二人のように、教育費が気がかりという方も多い子育て世代。でも、はなさく生命の保険見積りを使って、本当に必要なものを精査することで月々の保険料負担はだいぶ抑えられそうです。日本生命グループの一員なので信頼でき、しかも、dポイントまでしっかりたまるのも魅力的! 皆さんも、まずは見積りを出してから、ご家族で話し合ってみませんか?
- ※ 当記事は、保険商品の概要を説明したものです。ご検討にあたっては、「契約概要・注意喚起情報」「ご契約のしおり・約款」を必ずご確認ください。
- ※ 保険料は2023年12月時点のものを記載しています。
- ※ 当記事はAll Aboutの依頼による西山先生へのインタビューをはなさく生命にて編集して掲載しています。
【お話をうかがった方】
All About『貯蓄』ガイド:西山 美紀
出版社にて編集・マーケティングに携わった後、2005年にフリーライターとして独立し、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。現在は女性誌、ビジネス誌、WEBといった媒体でコラムやマネー関連の記事取材・執筆などを行っている。
2024年1月9日~2024年2月8日にAll Aboutにて掲載
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