2019年10月7日
株式会社エヌ・ティ・ティ・イフ

株式会社エヌ・ティ・ティ・イフ(以下NTTイフ)は、2019年10月7日より自動車保険証券の写真や画像をもとにAIが入力補助をおこなう「NTTイフのカシャ!比較見積もり」(愛称:カシャみつ)を開始しました。

本サービスは、自動車保険証券などを撮影しWebサイトにアップロードするとAI-OCR技術(*1)とNTTイフの自動解析技術を使って記載内容を読み取り、自動車保険の見積もりに必要な項目を「NTTイフの一括比較見積もり」の見積入力画面に自動的に反映するサービスとなります。本サービスの利用により、5分程度かかっていた入力から見積もり結果表示までの時間が、最短90秒に短縮されます。

スマートフォンで撮影した保険証券の写真や画像を活用して見積もりを算出するサービスについて、国内すべての損害保険会社に対応しているのは本サービスが業界初となります(*2)。

サービスサイト:https://www.nttif.com/if-insurtechs/ai.html

1.背景
提供開始以来工夫と改善を重ねてきた「NTTイフの一括比較見積もり」は入力に必要な項目が多く、ユーザーが見積もりを完了するまで非常に手間がかかっていました。さらに、保険証券写真を読み取る既存サービスには、下記のような制限がありました。

  • アップする写真の条件が多い(証券の四隅がきれいに映っていなければならないなど)
  • 読み取れる保険会社が限定されている
  • 読み取り項目が少ない
  • すぐに保険証券のレイアウト変更に対応できない
  • リアルタイムで見積もり結果がわからない

このような課題を解決するために、NTTイフは保険証券写真の画像解析技術の精度を高めることで、見積もり時のユーザーの負担を軽減する本サービスの提供開始に至りました。

2.特徴

  • 読み取り可能な保険会社に制限がありません。
  • 写真撮影時の多少のずれや証券自体の折れ・まがりなどはAIが自動補正して読み取ります。
  • 読み取れるレイアウトが固定化されていないので、デザインが変更された証券でも対応いたします。
  • 入力完了後、リアルタイムに比較見積もり結果を表示いたします。
  • 利用はスマホ、タブレット、PCのブラウザから。アプリのインストールは不要です。

3.今後の展開
本サービスは、保険会社様、保険代理店様等へのシステム提供も可能となっており、導入検討が進んでいます。
今後も、InsurTechの活用によるサービス品質の向上、ユーザーの利便性向上への取り組みを継続して、安心とゆとりをお届けしてまいります。

【用語解説】

  • InsurTech
    Insurance(保険)とTechnology(テクノロジー)から成る造語。保険版のFinTechのこと。
  • AI(Artificial Intelligence)
    人間の知的活動の一部を人工的に再現したソフトウェアを指す。近年はディープラーニングという人間の神経細胞(ニューロン)の仕組みを模した多層のニューラルネットワーク技術を用い、コンピューター自らがデータに含まれる潜在的な特徴をとらえることが可能となっている。
  • OCR(Optical Character Recognition)
    光学式文字読み取り装置。印刷物などの文字を、光を当てることで読み取り、テキストデータに変換する仕組み。

【補足】
(*1)株式会社アイリックコーポレーション(本社:東京都文京区本郷、代表取締役:勝本 竜二、証券コード:7325)が開発した技術
(*2)2019年9月現在
(*3)AIミッツとは「NTTイフのカシャ!比較見積もり」の読み取りエンジンをキャラクター化したものです

【株式会社エヌ・ティ・ティ・イフ について】
本社:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-14-10
代表者:代表取締役 杉原弘茂
設立:2000年9月14日
資本金:4億9千5百万円
URL:https://www.nttif.com/
自動車保険 https://www.nttif.com/
事業内容:
損害保険代理業務
金融業務及びこれに関するコンサルティング業務
保険代理店ならびに金融業界向けASPサービスの提供
情報提供サービス業、情報処理サービス業
テレマーケティング事業
人材育成および、能力開発に関する研修の企画、制作、運営